1. ウェブオートメーションとは
皆さんがインターネットについて一番不満に感じられる点はなんでしょうか?
インターネット初期のころは、ネットに接続するためのパソコンやモバイル機器の設定・操作の難しさや、回線速度の遅さが、インターネットについての不満の代表的なものでした。しかし普及が進むにつれ、機器の操作は直感的でわかりやすいものとなり、光回線も普及してきて、操作性や速度に対す る不満は大部分解消されつつあります。
しかしインターネットが使いやすくなった結果、逆に出てきた不満もあります。それは仕事ができるほどほど抱えている不満と言えます。
インターネットを日常的に使っている人ほど、毎朝、あるいは寝る前に、決まったサイトを巡回し、決まった操作をする作業が増えてくるものです。関心あるキーワードで検索してニュースをクリップしたり、オークションサイトにアクセスして狙いの出物がないかチェックしたり、あるいは知人 や上司のfacebookを巡回して(お義理で)「いいね」ボタンを押す、などの作業です。
毎日決まりきった作業に数十分、あるいはそれ以上の時間をかけている人もいるでしょう。そうなると人間、面倒くさい定型作業を自動化できないか、 と不満を感じ始めるものです。
実はそうした技術はすでに存在しており、ウェブオートメーションと呼ばれています。存在しているどころか、ウェブオートメーションは、インター ネットとほぼ同時に誕生した古い技術です。創世記のインターネットユーザーはほとんどが技術者・開発者でしたので、自分自身で自動化ログラムを書 くことができたからです。
今でもウェブオートメーションの主流はプログラマが専用のプログラムを書く方法です。しかし近年では、一般のPCユーザーでも簡単に使えるツール が出てきました。
それは、ユーザーがブラウザでどのサイトにアクセスしてどのようなアクションをしたかを記録し、それを再生することができるツールです。代表的な ものに、iMacros(アイマクロス)があります。
エクセルのマクロ記録機能を使った人でしたら、ブラウザでそれと同じことをするツールだと理解していただくと早いでしょう。毎日同じ作業にうんざ りしていた人がこれを使うと、ちょっとした感動を味わうこと請け合いです。
とはいえ、エクセルのマクロと聞いただけで恐れをなす人もいることでしょう。実際のところ iMacros を使いこなすことも普通の人には一苦労です(日本語の解説もついていません)。そうした人向けにマクロ作成を請け負う業者もいますので、特に仕事で使って みたいとお考えの方は一考の価値があります。
エコノス株式会社でも、iMacrosはもちろんのこと、専用のウェブオートメーションプログラムの社内利用や受託開発を行っておりますので、お 気軽にご相談ください。